ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2019.5.30 08:10日々の出来事

「個」と「集」は、「公」に向かうべし②

大阪人は東京へのコンプレックスと対抗心が強い。
実際は東京人なんかいなくて、東京は地方人の寄せ集め
に過ぎないし、わしは東京で何十年も暮らしているのに、
未だに博多弁が抜けないし、博多弁を消そうと思った
こともない。

福岡の人間も地元ナンバーワンの誇りが強いが、一方で
東京に憧れつつ、わしのように東京を制圧すれば全国
制覇だという「のぼせもん」も多い。
福岡人は、大阪人ほどの、東京へのコンプレックスや
対抗心はないようだ。
福岡では、維新の会みたいな土着の政党は生まれない。
福岡人は、なにより無邪気だから扱いやすいが、大阪や
東京ほど、社会的関心が強くないのが困りものなのだ。

言っておくが、「ゴー宣道場」は「公論」の場であり、
「私」の意地など忖度しない。
誰もが自分の家庭や地域や職場という「現場」を持っ
ていて、家庭の事情、仕事の事情、経済的事情などで、
「ゴー宣道場」に関われる時間や範囲は限られている。
カレーは全国を行脚できないが、ちぇぶはそれができる。
だが、カレーはアイデアマンで、大阪の一地点から、
「ゴー宣道場」のためにHPで全国に発信できる能力
を持っている。
これは営業職と事務職の違いでもあるだろう。

人が持つ能力は各人違っているから、いつどの局面で、
誰が役に立つか分かったものではない。
だから、やっぱり人は宝なのだ。
例えば、まったく凡人に見える人でも、わしのような
超人の気力が折れそうな局面で、偶然かけてくれた
ひとことによって、涙を流すほど感動して、気力を復活
させることだってあるのだ。
作為的ではないだけに、そういう人の言葉は刺さる。

「公」に至る「個」を失わないで欲しいものだ。
「集」は「個」を埋没させる場ではなく、「個」を活かす
場として機能させなければならない。
「個」と「集」は、「公」に向かうべしである。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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