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高森明勅
2019.6.1 06:00皇室

歓迎式典、宮中晩餐会

アメリカのトランプ大統領夫妻が国賓として来日した際。
皇居の宮殿で出迎えられたのは勿論、天皇皇后両陛下。

その後、歓迎式典と宮中晩餐会。更に最後のお見送り。
全て天皇陛下が中心。

日本国における天皇という地位の位置付けが
改めて浮き彫りになった。

国賓への正式な接遇の場面では、
首相は完全な脇役に過ぎない。

首相らを「任命する」お立場の天皇こそ、
わが国における公的な秩序の頂点にいらっしゃる。
その事実が誰の目にも明らかな形で示された。
にも拘らず、意外とそれが自覚されていないようにも見える。
不思議だ。

なお、トランプ氏が宿泊場所を(地下鉄駅と直結しているとか、
VIPが密かに出入りし移動できる「裏導線」が無いとか、
警備上の難点があったらしいのに)皇居前のパレスホテルに
指定したのは、何故か。

陛下への配慮によるとの報道があった。
恐らく事実だろう。

天皇という地位の重さは、
国内よりむしろ他国の人々に
よく理解されているのかも知れない。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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