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高森明勅
2019.6.5 06:00皇統問題

「男系」論者の「女系」容認

「男系」論を代表する百地章氏と八木秀次氏。

お2人とも次のような発言をされている。

「万一の場合には、皇統を守るために、女帝さらには女系の選択ということもあり得る」
(百地氏『憲法の常識、常識の憲法』)

「正直に言えば私とて、女性天皇に絶対反対というわけではない。
…万策尽きた場合には女性天皇も女系天皇もやむを得ない」
(八木氏『本当に女帝を認めてもいいのか』)

これらは(特に憲法改正を提唱される文脈ではない以上)、
女系の容認が憲法の規定の範囲内で(つまり皇室典範の改正だけで)
対応可能と考えておられるのだろう。

それは、憲法・典範の最も素直な理解とも、
学説上の多数説とも、これまでの政府見解とも、合致する。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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