安倍首相のイラン訪問。
アメリカのトランプ大統領の依頼(指示?)による。
その訪問中に、日本の海運会社が運航するタンカーが攻撃を受けた。
余りにも出来すぎたタイミングだ。
この攻撃がイラン側によるものか、アメリカの得意な破壊工作か、
はたまた反イラン勢力の謀略か、今のところ分からない。
確かなのは、わが国の首相が「ガキの使い」以下の扱いを受けた
事実だ。まことに残念。
アメリカとイランの険悪な関係については、以下のような指摘も。
「そもそも今回の緊張の高まりは、米国が一方的にイラン核合意
から離脱したことに端を発する。
自ら緊張を生み出し、口実をつくり敵対国に攻め入る。
イラク戦争もそうだったが、戦争の口実にした大量破壊兵器など
存在しなかった」
「米政権内での対イラン最強硬派は、イラク戦争の黒幕の
ボルトン大統領補佐官だ。
今、米国は攻撃を正当化するきっかけを待っている」
「イランで多発するデモも、注意深く見る必要がある。
現体制を転覆させるために反政府デモを扇動するのは、
各国情報機関の常套手段だ。
(5月12日の)サウジのタンカーへの攻撃もイランの関与が
疑われるが、開戦のきっかけをつくるための破壊工作の可能性
は排除できない」
「海外に派兵した米軍を続々と引き揚げている
トランプ政権下の米国が、直接、戦火を交えることはないだろう。
その役を担うのは、米国と同様、イランを敵視する同盟国・
イスラエルだ」
「イスラエルでは…(ネタニヤフ)首相を凌ぐ超タカ派が率いる
政党『イスラエル我が家』が連立を拒否し、組閣に失敗。
同国初の再選挙が9月に行われることになった。
こうした国内事情を抱えるネタニヤフは、
対外的に強硬姿勢をとらざるを得ない。
…9月には中東の緊張はピークを迎えるだろう」
(戦場ジャーナリスト、渡部陽一氏)
果たして…。
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