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高森明勅
2019.7.5 06:00皇室

「皇太子不在」と皇室祭祀

去る6月16日は香淳(こうじゅん)皇后例祭。昭和天皇の皇后でいらした
香淳皇后が亡くなられた日に当たる日(崩御〔ほうぎょ〕相当日)に行われる祭典だ。
令和になって初めての恒例祭祀という事になる。
天皇陛下は皇居・宮中三殿の1つ、皇霊殿(こうれいでん)にてご拝礼。
同祭は「小祭」なので、陛下ご自身による御告文(おつげぶみ)は無い。
皇后陛下は赤坂御所にてご遥拝・お慎み。

もし「皇太子」がいらっしゃれば、
天皇陛下と同じく古式の装束で皇霊殿内にてご拝礼をされるべきところ、
「皇嗣」の秋篠宮殿下は殿内にはお入りにならず、庭上の幄舎(あくしゃ)にて
モーニングコートで参列されたにとどまった。
この場合、皇霊殿の正面にある木製の階段の下からのご拝礼になる。
“皇太子不在”による皇室祭祀の変容が既に始まっている。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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