ゴー宣DOJO

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高森明勅
2019.8.7 06:00政治

日本は転換できる

漫画家の小林よしのり氏が、8月のゴー宣道場で私が
「廃藩置県は日本人の『国民性』を変えた快挙…」と述べた、
と指摘しておられる(8月5日「『国民性』を否定してはならない」)。

よほど私の喋り方が下手くそだったのだろう。
私が述べたかったのは以下のようなことだった。

「今の日本人が、求められている大きな転換
(例えば皇位の安定的な継承を可能にする皇室典範の改正や
自主独立を回復する為の憲法改正など)に臆病に見えるのを、
(緩慢にしか変化しないはずの)『国民性』のせいにしてはいけない。
現に、日本人は過去に偉大な変革を成し遂げた事実がある。
その代表的な実例が廃藩置県だった。
だから、今の日本人でもそれに匹敵する転換を実現できるはずだし、
是非とも実現しなければならない」と。

恐らく小林氏の主張を上手く受け止めておらず、
又説明の仕方も舌足らずだったのだろう。

反省材料だ。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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