わしが衝撃的で、笑劇的な一本を描いたと興奮してブログに
書いた『ゴー宣』を、読んだ担当氏が難色を示している。
「表現の自由」について問題提起する章なのだが、あの
苦悩の声を聞くと、果たして掲載するかどうか分からない。
だが、わしは大傑作だと思っていて、あれを描いたわしは、
やっぱり天才だと誇れるほどの一本だ。
あらゆる抗議を想定した上での作品だから、抗議が来たら、
誌上で討論してもいいし、反応を紹介してもいい。
わしは絶対に勝てる!
もし万一ボツになったら、「かば焼きの日」の時のように、
他の雑誌に持ち込むしかないが、最近は雑誌自体が少なく
なってしまって、こういうときに困る。
わしは「SPA!」とまたケンカするつもりはないので、
ボツは受け入れる。
だが、自分で傑作だと確信する作品は、必ずどこかで
発表することになる。