ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2019.8.16 16:58日々の出来事

慰安婦像は神聖不可侵か?

ルオフ氏との対談本の帯のカットを描いて、スタッフと
少しだけおしゃべりをして帰ってきた。

韓国のことが話題に出たが、今頃あの「反日」感覚に
同感している日本人なんか、よっぽどの極左しかいない
だろうという話になった。

昔は元慰安婦の婆さんが号泣してる姿を見て、同情してる
日本人が大勢いた。
その頃、わしが慰安婦の真実を描いたら、左翼運動家から
猛攻撃されて、福岡の43の市民団体から抗議を受け、
それが朝日新聞に載り、「単行本への掲載を止めろ、
謝罪広告を掲載しろ」と要求され、ど外れた「表現の
自由」への抑圧だった。

それが今は、元慰安婦に同情する日本人なんか、よほど
「情弱」な「純粋まっすぐ君」か、確信的な「反日」
極左くらいしかいない。

「慰安婦の日」なんか作って、新たな慰安婦像を作り、
「慰安婦をたたえる」なんてやってる「反日韓国」を
見たら、大概の日本人は「もううんざり」という気分
だろう。
それは「嫌韓ナショナリズム」という危ない感情では
なく、常識人としての感覚だ。

慰安婦像なんか、わしは「プロパガンダ反日像」としか
思ってないし、罵っても構わないと思っている。
それが「ヘイト」だとは思わない。

むしろ、あの慰安婦像が「神聖不可侵」になりかねない
空気の方を危険だと思っている。
あんなものを芸術扱いにして「神聖不可侵」の像にしよう
という空気はぶっ壊さなければならない。

だが、それほど不愉快な慰安婦像でも、わしは「表現の
自由」の範囲内には入ると考える。
今、描いている「SPA!」『ゴー宣』は、そこに踏み込んだ
から、左翼的心性を持つ担当氏はブルったのだ。
だが、『ゴーマニズム宣言』の意義を納得してもらって、
掲載してくれることになった。
まあ、発表されたら読んでくれ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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