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小林よしのり
2019.8.23 15:15日々の出来事

誰が感情的なのか?

玉川徹がメディアの日韓関係の報道を批判している。
それを田原総一朗が評価している。

GSOMIA破棄に関するテレビ報道に対して、玉川は
「こうなってくると、日本の方がもしかすると感情的
にエスカレートしている風に僕には見える」と言い、
戦前のようにメディアが国民を煽って危機的状況に
なると必死で警告を発している。
わしにはさっぱり理解できない。

一番、感情的なのは文在寅大統領であって、アメリカ
から見ても異常にしか見えないだろう。

二番目に感情的なのは、玉川徹であって、このところの
日韓関係の悪化に対して、自国民にばっかり警告を発し
ている。

もともと「嫌韓」のネトウヨ系がいたにはいたが、今回は
安倍政権も、一般国民も、全然感情的ではないと思うが?

わしは玉川徹や青木理のように、上から目線で自国民を
諫める説教なんかより、専門家の分析が聞きたいのだ。
羽鳥慎一モーニングショーより、他の番組の方がそれが
聞けるから重宝している。

感情的な自虐史観で、自国のメディアや国民を愚民扱い
して、諫めてばかりいる人間って何様なんだろう?

国際社会に平和を望む者ならば、「条約を守れ」「国際法
を守れ」と言うはずであって、安倍首相が「約束を守っ
てくれ」というのは立派な平和主義の忠告である。

玉川や青木のように「条約を守らなくても怒っちゃいけ
ない」という人間は、「話し合い」の結果としての「条約」
をあまりにも軽んじている。

田原総一朗は国民をクールダウンさせるためには、北朝鮮
がミサイルを発射しても「人工衛星だ!」と叫び、「拉致
被害者は死んでいる!」とデマばかり言ってきた人間だ。
わしは事実を知りたいだけであって、全然、感情的になっ
てはいない。
国民もそうだと思う。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: ゴー宣DOJO in名古屋「人権カルトと日本人論」

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