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高森明勅
2019.10.5 06:00皇統問題

女系「推進」論?

時折、こんな意見を見かける。

「女系“推進”論は日本の国柄を破壊する!」と。
しかし、少なくとも私自身は、ただ簡明な「事実」を
指摘して来たに過ぎない。

明治以来の「男系男子」限定という歴史上、全く前例を見ない
“狭い”皇位継承資格を、「側室不在、非嫡出の継承否認」という、
これ又、全く前例を見ない“窮屈な”条件下で、そのまま維持しよう
とすることは、結果的にかつて例を見ない最も“困難な”継承条件となり、
皇室の存続を“敢えて”不可能にしようと図っているに殆ど等しい、と。

だから、皇室の「聖域」としての尊厳を守りつつ
(つまり皇室と国民の“区別”を曖昧にせずに)、側室不在、
非嫡出の継承否認という動かし難い条件下で、しかも「男系男子」限定
という制約を“末永く”維持できる、実現可能な方策がもしあるなら、
早く具体的に提示して欲しいと願っている。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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