小林よしのり&ケネス・ルオフ『天皇論「日米激突」』、
少しずつ読み進めている。
第1章 そもそも神武天皇は実在しない
第2章 外国人労働者と天皇
第3章 右も左もロボット天皇論
第4章 天皇が韓国に行ったならば
第5章 昭和天皇に戦争責任はあるか
ここまで読んだ。
特に昭和天皇について語っている第5章は、
ケネス氏から、日本が海外からどのように見えているのか、
どのようなところが理解しづらいのかという視点が語られ、
それに対して、日本国内では昭和天皇が一体どのような
存在であったのかという点が、小林先生によって掘り下げ
られていく。
「天皇とは、~~である」という通り一遍の説明ではなく、
当時の日本の庶民、政治家、日本軍、米軍の兵士の心情まで
織り込んで、全体像を描きながら解釈していく過程は、
昭和天皇を通した「日本人論」にもなっていて、
本当に面白い章だと思った。
ケネス氏は、深い知識をもとに、いろんな視点から、
いろんな状況にあるものを斟酌しながら考えられている方だ
ということもよくわかり、続きを早く読みたい。
「ゴー宣道場」にお越しいただける日が待ち遠しい。
第84回ゴー宣道場
10月20日(日曜)14時~
東京「人事労務会館」(品川区大崎)
https://www.gosen-dojo.com/event/21651/
応募締め切りは10月9日(水曜)。