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泉美木蘭
2019.10.24 01:21日々の出来事

蝶々夫人、やっぱヘンだった

生放送の帰りにスマホで「蝶々夫人」の日本語訳を見つけたので
読んでいたら、私が見たのとセリフが全然違う。
自決するときのセリフもなんだか違う。
オペラはみんな同じと思ってたけど、こんなに翻訳が違うことが
あるのかなあ? 

それで気になって、外国人だけでやっている別の「蝶々夫人」の
映像を見たら、蝶々が武士の娘で、米国の男から遊び相手に
されていて…というのは同じだけど、

私が見たやつより、もっとオリエンタリズムが強いというか、
作品全体に渡って、昔の西洋から見た日本への差別的な偏見が
すごく出ていて、「男尊女卑」などの以前に、
話の印象が全然ちがっていて、私がポイントだと思った部分も
薄れてるし、めちゃヘンだった。

私が見たやつは、日本人が演じていて、
歌は同じだと思うのだけど、字幕で出ているセリフや、
所作で伝わってきた部分も違うし、蝶々の印象も違うから、
日本的に受け入れやすく解釈した作品だったのかもしれない。

蝶々夫人、やっぱヘンだ…。

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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