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高森明勅
2019.11.4 06:00政治

坂東玉三郎氏が語る三島由紀夫の死

歌舞伎俳優の坂東玉三郎氏。
この度、文化功労者に選ばれた。
その坂東氏が三島由紀夫について語っている。

「三島先生が書いてくださった文章のせいか、先生と私が親しく
お付き合いをしていたように誤解されている向きもありますが、
実際はほんの数回、それもごく短い時間、お目にかかった程度なのです。
…(三島作品の)『(椿説〔ちんせつ〕)弓張月(ゆみはりづき)』は、
主人公・鎮西八郎為朝(ちんぜいはちろうためとも)が『必ず嘆くな。葉月(はづき)も
末の夕空に、弓張月を見るときは、この為朝の形見と思やれ』と言い、海中から
現れた神馬(しんめ)に乗って去るところで幕になります。

初演からちょうど1年後の1970年11月25日、三島先生はお亡くなりになりました。
この『弓張月』の時点で先生が何を考えておられたか、私にはわかりません。
ただ私には、為朝の最期と、先生のそれとが重なって見えるのです」
(『図書』11月号)

―今から半世紀近く前の昭和45年11月25日。
それが作家・三島由紀夫の命日だ。
当時、中学2年生だった私は「三島事件」に直面し、強い衝撃を受けた。
今、思い返すと、まさにあの日、あの瞬間が、我が人生の転機だったと気付く。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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