皇位のご継承に伴う様々な儀式の締め括りは、11月下旬から
12月上旬にかけて行われる、伊勢の神宮などへの「親謁(しんえつ)の儀」。
“親”は親しく、直接ご自身で、という意味。“謁”は身分の高い人に会う事。
天皇陛下ご自身が①皇祖を祀る伊勢神宮、②初代の神武天皇陵、
③歴史的に最も近い昭和天皇以前4代(孝明天皇・明治天皇・大正天皇・昭和天皇)
の天皇陵にお出ましの上、ご拝礼なさる。
旧「登極令」以来の儀式。
ちなみに、天皇ご自身が伊勢神宮に直接お参りになるのは、意外に思う人がいるかも
知れないが、明治2年が初めて。
この時も、前例が無いとしてお止めする声もあったが、明治天皇の強いお気持ちで
実現した。
その後、代々の天皇が神宮へのご親拝を繰り返しておられる事は、
改めて言う迄もない。
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