11月25日。
天皇陛下には、伊勢の神宮への「親謁の儀」からお戻り(23日にご帰京)の直後、
宮殿で全世界のカトリック教徒の最高の精神的指導者、ローマ教皇とお会いになった。
しかも同日、赤坂御所にて国内の各地からボランティアで参加する皇居勤労奉仕団の
メンバーに、ご会釈を賜った。
全国神社の頂点と言うべき伊勢の神宮。
そこでのご親謁から日を空けずに教皇と会われ、その同じ日に、
各地の一般国民が参加する勤労奉仕(私も9月上旬に参加させて戴いた)の人々を
御所の中にお招き下さり、親しくお声を掛けて戴いたことになる。
改めて天皇という存在の懐(ふところ)の深さ、器(うつわ)
の巨大さを感じる。
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