ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2020.1.24 10:36日々の出来事

杉田水脈のヤジに対する反応の仕方

国民民主党の玉木雄一郎氏が唱えた選択的夫婦別姓の
導入に対して、杉田水脈が「だったら結婚しなくていい」
とヤジを飛ばしたそうだ。
野党とマスコミは一斉に杉田水脈を批難し始めた。
「魔女狩り的」に。

わしは、杉田水脈は名誉男性だから嫌いである。
伊藤詩織に対するセカンドレイプにしても、LGBTに
対する差別にしても、杉田水脈が悪質で下品なことは
間違いない。

だが、夫婦別姓は「議論の対象」ではなかったか?
長谷川三千子氏も堂々たる反対理論を組み立てておられた。

わしは残念ながら情熱をもって反対側に加担することが
できず、夫婦別姓の台湾の方が日本より家族関係が濃密
なのも見てきたから、判断保留にしておいた。
両親の名字が違うことを子供が違和感なく受け入れられ
るなら、選択的夫婦別姓を導入してもいいのではないか
というくらいにしか考えていない。

問題だと思うのは「議論の対象」であるテーマを、
あたかも「選択的夫婦別姓」に反対する者は「悪」と
レッテルを貼るような糾弾の仕方だ。
これは「魔女狩り」になる。

感情的な糾弾で、一方の意見を潰すために、杉田水脈
という悪質で下品な政治家を利用するのは良くない。
あくまでも理論で選択的夫婦別姓が日本国民にとって
利益になるかどうかを主張して欲しい。
保守側も、なぜ選択的夫婦別姓がいけないのかを、説得
するしかない。
「だったら結婚しなくていい」じゃ、話にならない。

擁護したくもない名誉男性を、わしが擁護してるように
見えると不愉快だが、議論を封じる魔女狩りは許せない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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