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高森明勅
2020.1.31 06:00皇室

月のウサギ

秋篠宮家のご長女、眞子内親王殿下。
今年のお歌会始に次のようなお歌を詠んでおられる。
望月(もちづき)に
月の兎(うさぎ)の
棲(す)まふかと 
思ふ心を
持ちつぎゆかな
満月を仰いで、月にはウサギが住んでいるいるという
古くからの言い伝えを、そのまま素直に信じている幼子のような
純真な気持ちを、大人になってからも、いつまでも持ち続けたい。

直接にはそのような意味のお歌だ。

但し、眞子殿下の現在のお辛い境遇を考え合わせると、
もう一段深いご心情も拝察できよう。
それを思うと、胸が締め付けられる。

そもそも殿下のお名前は、「眞」という字の「混じりけが無い、
自然のまま、ありのまま」との意味を重く見て、
「天性のものを失わず、自然に飾ることなく、ありのままに人生を
歩むよう願って」命名されたという。
殿下ご自身が天性の純真さを失うまいとされているのだ。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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