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トッキー
2020.2.16 13:29新刊情報

『慰安婦』…「おかはいそうに」の偽善を撃つ!

『慰安婦』(幻冬舎)
好評発売中!

 

昨日に引き続き、慰安婦論争真っ最中の1997年3月に書かれた
『新ゴーマニズム宣言3巻』のあとがきからご紹介します!

 


 

 三島由紀夫によれば「おかはいさうに」という女性原理が、戦後の日本を覆いつくしたそうである。30年近く前に三島が喝破した「おかはいさうに」の原理が、なるほど今日の日本では男の精神の芯まで蝕んでいる。それは、わしが言う「純粋まっすぐ君」の原理や、人は善意と正義の王国を目指さねばならぬと思い込むプラトニズムにもつながる日本を覆いつくす病である。
 国家のみならず、家庭に至るまでの共同体が溶解しつつあるこの日本においては、浮遊した個は情の論理を離れて、たちまち韓国の元・慰安婦やアフリカの飢餓児童や陰核切除女性に共感し得ることになる。テレビというメディアの装置によって、世界の津々浦々の不幸な人々がまるで隣人であるかのように、まるで我々の兄弟であるかのように「おかはいさうに」の共感を呼び起こす事態を招いている。テレビさえなければ知りもしなかった赤の他人の元・慰安婦と、我々のほんの身近な存在であるはずの祖父たちが、等価か、あるいは元・慰安婦たちにむしろ深く肩入れしてしまう異常な事態。むろん、そこには侵略したという後ろめたさを、祖父の世代を断罪することによって払拭し、自分だけ純粋で善良な民であろうという、実は残酷な心性が潜んでいるのだが。

 


 

 慰安婦問題を引き起こした「自虐史観」の心理を、ここまで端的に明確に分析した文章が他にあるでしょうか?
 しかも今ではインターネットの登場によって、当時とは比べ物にならないほど、世界津々浦々の赤の他人に「おかはいそうに」と共感できる世の中になっています。そしてその分、自分の足元を無視した偽善者が量産されやすいようになっているわけです。
 これは慰安婦問題だけにとどまらず、人間の善悪をめぐる根本的な心理にまで踏み込む思考が巡らされた、他に類のない一冊なのです!!

 

第1章 /「反日」が原理の国
第2章 /おそるべき慰安婦問題の反響
第3章 /心からの謝罪の無意味
コラム 慰安婦は「従軍」ではない
第4章 /老若男女・慰安婦問題、大論争
第5章 /戦場の性欲とフェミニズム 第6章 弱者という聖域に居る権力者
第6章 /弱者という聖域に居る権力者
評論 兵士体験記、「謝罪派」証言集から読む慰安婦たちの実生活大検証(時浦兼)
第7章 /43団体の言論封殺にわしは屈せぬ 第8章 朝ナマで見た凶暴な善意のファシズム
第8章 /朝ナマで見た凶暴な善意のファシズム
第9章 /わしは広義の強制連行による漫奴隷だった!
第10章 /右翼のレッテル貼りを排する女性に感謝
第11章 /ゴー宣版・従軍慰安婦資料集
第12章 /「従軍慰安婦」の真実
第13章 /慰安婦問題の歴史1「慰安婦問題」ができるまで
第14章 /慰安婦問題の歴史2「河野談話」はこうしてつくられた
コラム 河野談話には何が書いてあるか?
第15章/ 過去を裁く現代人の奢り
コラム クマラスワミ報告書はどうつくられたのか
第16章 /慰安婦問題の歴史3 日本を「性奴隷国家」にした者たち
コラム 左翼プロパガンダ映画『主戦場』の罠に嵌る右派論客(時浦兼)
第17章/ 20世紀の女性の人権侵害とは「性奴隷」である
コラム 風俗で働く女性は“搾取”されているのか?
第18章/慰安婦像は神聖不可侵じゃない
最終章/反日種族主義と戦え!

トッキー

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