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トッキー
2020.2.22 17:10新刊情報

『慰安婦』人間の多面性を知ることのできる名著!

次世代に残すべき書
『慰安婦』(幻冬舎)
発売中です!

 

慰安婦論争真っ最中、1997年3月に書かれた
『新ゴーマニズム宣言3巻』あとがきから
ご紹介します。

 


 

 不幸を語るなら、わしに語らせてみればよい。それは悲惨な漫画家人生を、この世のものとは思えぬほど極端に粉飾して語り続けることも可能だろう。
 円形脱毛症になり、アゴが外れ。丸三日不眠不休で、睡魔と闘うために机の上にイスを乗せ。その上に原稿を置いて、立つたまま描き続けた日々…。その悲惨の責任を出版社に押し付けることはもちろん、労働基準法に違反して作家を酷便する出版社への監督を怠っていた責任を国に押し付けることも、そのような不当な労働による収入から、何のチェックもせずに税金を徴収した国の責任を問うことも可能である。
 国が悪い。世の中が悪い、という理屈くらい幾らでも捻り出せるのだ。
 人間は多面的な存在である。一面のみ切り取って、ほら悲惨な人だよ、まるで奴隷のような人生だね、と評価してしまうことが、どれだけ乱暴で侮蔑的なことであるかに、だれも気付かなくなっている。

 


 

 この「悲惨な漫画家人生」は『慰安婦』収録の第9章『わしは広義の強制連行による漫奴隷だった!』で漫画化されていますが、「国が悪い。世の中が悪い、という理屈くらい幾らでも捻り出せる」という言葉は、慰安婦問題に限らずあらゆる場面で通用しそうな名言です。
 そして、慰安婦という存在を一面的に「性奴隷」として国際的に定着させようと尽力した人々がいかに偽善者であり、実は元慰安婦の女性たちを侮蔑していただけだったかということも『慰安婦』では繰り返し描かれています!
 単に慰安婦論争だけにとどまらず、人間の存在について多面的に考えさせられる、だからこそ『慰安婦』はいま読まれなければならない一冊なのです!!

 

第1章 /「反日」が原理の国
第2章 /おそるべき慰安婦問題の反響
第3章 /心からの謝罪の無意味
コラム 慰安婦は「従軍」ではない
第4章 /老若男女・慰安婦問題、大論争
第5章 /戦場の性欲とフェミニズム 第6章 弱者という聖域に居る権力者
第6章 /弱者という聖域に居る権力者
評論 兵士体験記、「謝罪派」証言集から読む慰安婦たちの実生活大検証(時浦兼)
第7章 /43団体の言論封殺にわしは屈せぬ 第8章 朝ナマで見た凶暴な善意のファシズム
第8章 /朝ナマで見た凶暴な善意のファシズム
第9章 /わしは広義の強制連行による漫奴隷だった!
第10章 /右翼のレッテル貼りを排する女性に感謝
第11章 /ゴー宣版・従軍慰安婦資料集
第12章 /「従軍慰安婦」の真実
第13章 /慰安婦問題の歴史1「慰安婦問題」ができるまで
第14章 /慰安婦問題の歴史2「河野談話」はこうしてつくられた
コラム 河野談話には何が書いてあるか?
第15章/ 過去を裁く現代人の奢り
コラム クマラスワミ報告書はどうつくられたのか
第16章 /慰安婦問題の歴史3 日本を「性奴隷国家」にした者たち
コラム 左翼プロパガンダ映画『主戦場』の罠に嵌る右派論客(時浦兼)
第17章/ 20世紀の女性の人権侵害とは「性奴隷」である
コラム 風俗で働く女性は“搾取”されているのか?
第18章/慰安婦像は神聖不可侵じゃない
最終章/反日種族主義と戦え!
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