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高森明勅
2020.3.1 00:55皇統問題

皇嗣殿下と皇居勤労奉仕

皇居勤労奉仕では忝ないことに、天皇陛下の他に
皇太子殿下のご会釈も賜るのが通例だった。

私の体験を申せば、昭和時代には上皇陛下、平成の御代には
天皇陛下から、それぞれ「皇太子」としてご会釈を賜った。
まさに光栄の至り。

ところが、令和の“皇太子”はご不在。
だから、私が昨年9月にご奉仕させて戴いた時も当然、
ご会釈は天皇陛下のみ。

「皇嗣」でいらっしゃる秋篠宮殿下は、ご会釈を厳格に
“控えて”おられる。
それは、「皇太子」というお立場とご自身のお立場との“違い”を、
明確に自覚しておられるからに他ならないだろう。

既に前にも触れたように、宮中祭祀において、自らご潔斎
(けっさい)の上、古式の装束を召され、殿内にて、天皇陛下と
ご一緒に、神事(しんじ)に“直接”携わられるのが、皇太子の
お務め。

しかし、秋篠宮殿下の場合はそうではなく、
洋装(モーニングコート)にて、庭上でご家族や他の皇族方と
ご一緒に、普通に参列しておられる。
これも、皇太子と皇嗣との“一線”を深く弁えておられるが故だろう。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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