ゴー宣ネット道場

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泉美木蘭
2020.3.30 09:23

個人の補償して済むか?

玉川徹氏って繁華街のことなんにも知らないのな。
いま開けている店を休業させて、
そこで働いていた個人にお金を補償すればいいと言うけど、
あまりに話を単純に考えすぎなんじゃ?

店のランニングコストは人件費だけじゃないわけで、
そこさえ補えば済むって話じゃないと思うけど。

売上がなくなれば店は家賃も光熱費も払えなくなるでしょ。
冷蔵庫も冷凍庫も24時間動いてるものだし、
リースにメンテナンスにセキュリティ費用、

しかも「休業、即日、経費削減できる」ってわけでもないし。
支払いの請求書って、1か月、2か月前の分でしょ。

食材も酒も仕入れなきゃ済むという話なのだろうか?
仕入れなくても支払いはあって、
その支払いが生活の糧になっている人がまた大勢いるわけでしょ。
休業させられた店に食材を納品してた業者や酒屋はどうなるの?
そこも個人に生活費補償?
食材の生産者は? 製造工場は?
しかも人によって、稼いでいる金額が違うわけで、
生活に必要なランニングコストも全く違うと思うんですが。

そして、お客がカードで飲食代金を支払った場合、
それが店に入金されるのは少なくとも3か月先ですよ、
そういうサイクルを全部総合して毎月回っているのが
飲食店だと思うんですけど。
雇った人たちを食べさせるだけの売り上げを回している、
個人の生活費の規模を超えたお金を回しているのが経営でしょ。
営業を止めたら店は死ぬ、そしたら収束後、どこで働くの?

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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テーマ: 「コロナ後のリベラル」

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