ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2020.7.7 00:45

児童に3密パトロールさせる恐ろしい小学校

小学校をめぐる戦慄するような記事を読んだ。

「3密」児童がパトロール 輪島・門前東小 昼休みに2人一組で
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cfbc93c58ed6587f5d4cfda9a0a8aae1de442b8

石川県のこの小学校では、児童が「3みつパトロール隊」を結成し、
休み時間の学校内を監視させているという。

《気が緩んで「3密」になっている児童はいないか。見つけるとすぐに
「密です。離れましょう」と警告。元気な声が響くと、注意された児童は
はっとした表情を見せた》

自粛警察のまねごとをするような児童が現れたら、教師がやめなさいと
教えてあげるのが常識だと思うが、
なんとこの小学校では、教師らが話し合った結果、
「児童自らパトロールを行えば、学校全体の感染防止の意識が高まる」
と考えたそうで、教師は「効果は上々」などと喜び、校長は、
「教員が注意するよりも効果があるように感じている」などと言っている。

北朝鮮か? 
隣組教育か? 
平家のかむろか?

子どもにお互いに監視するよう教育するとは恐ろしい相互監視学校だ。
しかもこれを、なんら疑問視する視点を持たずに報じている北國新聞も
まったくおかしい。
狂った大人しかいないの?

小学生に重篤なコロナ感染者はいません!
小学校でクラスターは発生しないか、あっても稀!
もし万が一、インフルエンザのように子どもの間で感染拡大して、
どんどん高熱を出すウイルスならば、学校の判断で一時期のみ
学級閉鎖すればいいだけ!

子どもは集団生活の中で、おしくらまんじゅうのように
遊びながら
人間関係を学んだり、情感を育んだり、
そしていろんなウイルスを感染させあいながら、
必要な抗体を獲得して強い体になっていく
のが正常な生活ですよ。
それを妨害する制度を、「効果は上々」とか言ってる教員って
頭が狂っているとしか思えません。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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