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高森明勅
2020.8.30 06:00政治

安倍首相が辞任へ

8月28日、安倍晋三首相が辞任を表明した。
安倍政権は何を成し遂げ、何を成し遂げることが出来なかったか。
何を行うべきであったのに、それをなし得なかったか。
何を為すべきではなかったのに、それを行ってしまったか。
それらについては、国民がそれぞれ判断すべきだろう。

私自身としては、第2次政権が発足した直後、政府の取り組みとして、
ようやく本格的に進められようとしていた「女性宮家」を巡る検討を、
躊躇なく「白紙に戻す」と宣言して、そのまま封印してしまった時に、
「安倍政権が1日も早く退陣することを願う」と意思表示したのを思い出す。

その時、私に対して猛烈な非難が集中したものの、安倍政権では、
その後、いわゆる「旧宮家」案についても、“安倍一強”と言われた
権勢を誇りながら、一切、顧慮されることは無かった。

皇位の安定継承と皇室の存続という、今の日本にとって
最重要なテーマについては、安倍政権は成果ゼロというよりも、
むしろマイナスの役割しか果たさなかった。
次の政権では、どうかこれを最優先の課題として取り組んで欲しい。

ちなみに、Yahoo!のネット世論調査では、次の首相に相応しい政治家として、
先頃、「女系天皇」容認論を表明して注目を集めた河野太郎・防衛大臣の名前が、
2位以下を大きく引き離して、トップに挙がっている
(投票数、169203。得票数113511。得票率、67%。8月29日、14時の時点で)。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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