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笹幸恵
2020.8.30 12:16日々の出来事

首相辞任で思うこと

安倍首相の辞任意向表明があった日のNHKニュースでは
政権発足当初からの首相の足跡を延々と流していた。
よくこれだけの映像を短時間で集めたなあ。
あらかじめ辞任を見越して編集していたのだろうか。
アベノミクス、トランプやプーチンとの会見、TPP、
伊勢志摩サミットのことなど、どちらかというと、
経済・外交関係が多かったように思う。
しかしトランプとはゴルフ友達で仲が良かったって
言われてもなあ・・・。
バンカーで転んで置いてけぼりになった映像しか
思い浮かばない。
拉致問題についてもそうだ。
アメリカが理解を示したことを、安倍政権の成果で
あるかのように捉える向きもあるけれど、
結局、日本単体では何もできないことを証明したに
過ぎない。そのことに暗澹たる気持ちになる。

私が考える安倍政権の足跡は以下のとおり。
・集団的自衛権の行使を限定的に容認する閣議決定と
安保関連法の成立(法治国家としてのありようを完全無視)

・内閣人事局の設置によって、官僚人事を内閣が掌握
(官僚が内閣に忖度する構図ができあがる)
→モリカケ問題の淵源はここ

・オスプレイやらイージスアショアなど、
アメリカの言いなりで兵器を購入
(結局、アメリカお追従政権でしかない。本当に保守か?)

・レガシーとしての憲法改正(道半ば)
憲法に自衛隊明記というじつに安易な方法で憲法を改正
しようとした。初期にはオリンピックに合わせて、とか
わけのわからないことを言っていた。
(一連の言動で立憲主義の本質を全く理解していないことが露呈)

・女性・女系天皇、女性宮家創設の議論を白紙に戻す
(政権初期の最も誤った判断)

次期総裁、首相が誰になるかわからないけど、
せめてアメリカの言いなりにならないこと、
立憲主義とは何かをきちんと理解していること、
そして皇位継承問題について現実的な判断を下せる人で
あってほしい。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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