ゴー宣DOJO

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倉持麟太郎
2020.9.25 18:08

『リベラルの敵はリベラルにあり~対立ではなくオルタナティブの政治は可能か』を朝日新聞言論サイト「論座」に寄稿しました

論座でも『リベリベ』です。
「~対立ではなくオルタナティブの政治は可能か」をサブタイトルに、拙著ではあまり触れられなかったコロナ禍の問題や香港の問題を経て、我が国に自由と寛容と多様性を核心的価値として、これを法や制度というシステムで死守するという「リベラル」はいるのか?!という疑問を持った点にフォーカスして書きました。
また、自称「リベラル」と思しき人々の、過度な”口汚さ”を指摘しました。
(以下引用)
「「猿以下」「クズ」「カス」「ゴミ」「掃きだめ」「死んだほうが良い」などと、公の場や媒体で発信すること自体、責任ある言論人としては常軌を逸しているとしか言いようがない。これをヘイトスピーチといわずして何なのだろうか。この手の発信が、リベラルであろう学者や法律家から発されるのを見ると、最近では哀しみすら覚える。
 憲法論議などでは「相手の土俵に乗らない」ことに躍起な人々が、このような罵詈雑言では容易にヘイトスピーチの「土俵に乗る」ことが正当化されているのか。そのダブルスタンダードは、自らの言論の価値や信用性を明らかに貶(おとし)めていることを自覚した方がよい。」
要は自称リベラルが中身も方法もリベラル(自由、寛容、多様)じゃないんだよね。
このあたりを自覚して、全能感を捨てて、対立ではなくオルタナティブに昇華していかなければ、日本にはリベラルが育たないのでは、という思いです。
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倉持麟太郎

慶応義塾⼤学法学部卒業、 中央⼤学法科⼤学院修了 2012年弁護⼠登録 (第⼆東京弁護⼠会)
日本弁護士連合会憲法問題対策本部幹事。東京MX「モーニングクロ ス」レギュラーコメンテーター、。2015年衆議院平和安全法制特別委員会公聴会で参考⼈として意⾒陳述、同年World forum for Democracy (欧州評議会主催)にてSpeakerとして参加。2017年度アメリカ国務省International Visitor Leadership Program(IVLP)招聘、朝日新聞言論サイトWEBRONZAレギュラー執筆等、幅広く活動中。

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テーマ: ゴー宣DOJO in名古屋「人権カルトと日本人論」

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