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高森明勅
2020.11.26 13:25皇統問題

皇位継承問題、5つの事実

11月25日、参議院議員会館で緊急シンポジウムを開催した。
最初に発言した私は、国民が(勿論、国会議員も含めて))
広く認識を共有すべき5つの事実について、簡潔に説明した。
その時に配ったレジュメの内容は以下の通り。

1 「立皇嗣の礼」によって秋篠宮殿下が次の天皇として確定したのではない。

2 上皇陛下のご譲位を可能にした特例法の附帯決議は、先延ばしすることは
できない重要な課題として、先ず皇位の安定継承に向けた検討を求めており、
皇族数の減少への対策だけを求めたのではない。

3 同附帯決議は、特例法施行後「速やかに」政府が検討を行い、
その結果を国会に報告することを求めており、政府が検討の開始を「立皇嗣の礼」
の後まで先延ばししたのは、その趣旨にもとる。

4 内親王方がご結婚により国民の仲間入りをされる前に、
現行の制度を改めなければ、皇室の若い世代は悠仁親王殿下お1人だけになって、
敢えて忌憚なく申せば、そのご結婚すら困難になってしまう懸念がある。

5 非嫡出による継承可能性が一切、排除された条件下で、これまでの
「男系男子」限定を維持すれば、早晩、皇位の継承は行き詰まる他なくなる。

なお当日、君塚直隆氏が用意されたレジュメには、
イギリスのエディンバラ公の次の言葉が引用されていた。

「ヨーロッパの君主制の多くは、その最も中核に位置する、
熱心な支持者たちによってまさに滅ぼされたのである。
彼らは最も反動的な人々であり、何の改革や変革も行わずに、
ただただ体制を維持しようとする連中だった」…

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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