ゴー宣ネット道場

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笹幸恵
2021.1.5 00:38日々の出来事

緊急事態行動? あまりに愚か!

昨日の菅首相の会見、緊急事態宣言の発出を
検討するとかで、もはや舌打ちしか出てこなかった。
この人は語るべき信念を全く持ち合わせていない。
都知事に突き上げられて右往左往しすぎである。
懸念していた経済は一体どうなるのか。
しかも会見を聞いていたら、どうも飲食店ばかりが
戦犯扱いされていた。
感染経路は「不明」が一番多いのでは?
飲食店での会食云々というのはあくまで推定に
過ぎないのでは?

「強いメッセージが必要」というフレーズも
繰り返していたけど、それが緊急事態宣言を
正当化する根拠にはもちろんなり得ない。
強いメッセージって、そもそもそういう意味か?
国民の多くは、強硬策を打ち出すことではなく、
トップの信念に裏打ちされた言葉が聞きたいんだと思うけど。
視線を落としてカンペを読んでいるだけじゃ、
何を言っても響いてこない。

結局のところ、緊急事態宣言を出せという人々は、
国民が言うこと聞かずに街を出歩くもんだから
もっと強力に締め付けるぞ、と言っている。
医療崩壊という大義名分のもとに。
国民は自分たちの思い通りになるとでも考えているのか。
しかも特別措置法の改正で、要請に従わない場合は
罰則付きという。こんなもん、権力をかさに着た脅しではないか。
国民一人ひとりの事情も、権利も、何ら考慮することなく
思い通りに動かないから罰を与えるなどという法改正が
すんなり通ってしまって良いのか??
憲法に保障された営業の自由、行ったり来たりの自由はどうなる?

病床のひっ迫、医療崩壊というけれど、
指定感染症のレベルを引き下げれば済むことではないか。
現状のコロナを見れば、それが妥当ではないか。
政治家やマスコミの無知や怠惰のツケを、
飲食業の人々がなぜ被らなければならないのか。

・・・と思っていたら、驚いたことに
東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県で
「緊急事態行動」を8日から要請するという。
首都圏で人の流れを徹底的に抑える?
あまりにバカげている!
無症状の人まで感染者数にカウントし、
恐れおののいているこの奇妙さに、
政治家も専門家もいい加減気付け!

都知事がどんなにテレビに出演して会見して
危機感を訴えても、年末年始の自粛はそこそこ(私の身の回りでは)。
健全な庶民はもうコロナの正体をちゃんとわかっているのだ。
「コロナ慣れ」などではない、正しく理解したまでのこと。
それをわからない人々が、徹底的に締め付けようとする
この愚かさ、滑稽さ。

目の前のコロナしか見えていない視野狭窄ぶり。
憲法に保障された自由と権利を軽んじる態度。
立憲主義国家が形骸化していく一つのメルクマールとして
記憶すべし。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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