昨日は一日中、メディアはコロナ感染者数の増加と
緊急事態宣言を取り上げていた。
もはやコロナはそれほど恐れるウイルスではなく、
指定感染症のレベルを引き下げれば済む話だと思いながら
見ていると、危機感を訴える専門家や医者、政治家の姿が
全く奇妙で滑稽で腹立たしい。
そればかりか、宣言が遅すぎたという市井の人もいれば、
もっと強力な対策をとるべきだと叫ぶ政治家もいる。
集団ヒステリーここに極まれり。
1都3県以外にも宣言を出すべきだ、
そうでなければ医療体制の崩壊は免れない、
自粛しない店舗にはもっと罰則を強化すべきだ等々、
強硬策を訴える人ほど注目される。
さも「何かを言っている」ように聞こえる。
彼らは、我こそは眼前の危機を最も「危機」として
捉えることのできるエリートなのだと言わんばかり。
対英米戦開戦前後もこんな具合だったのか。
コロナなんてたいしたことないじゃないかと
言おうもんなら非国民扱いだ。
戦前にも、「コロナなんてたいしたことない」と
正しい指摘をした組織があった。
さまざまなデータを分析し「日米開戦は不可能」と
結論付けた総力戦研究所である。
しかしその声はかき消された。
気が付けば鬼畜米英がスローガンになっていた。
エリートを気取って危機を煽り、強硬策を叫ぶ専門家や
医師、政治家こそ、戦前なら間違いなく
対英米戦開戦に邁進した人々だ。
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