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高森明勅
2021.2.11 06:00皇室

「建国記念の日」3つの視点(1)

2月11日は「建国記念の日」。

「建国をしのび、国を愛する心を養う」祝日だ。
以下、3つのポイントを銘記したい。

①この日は、私たちの先行世代が「取り戻した」祝日だ、ということ。
被占領下にあって、国民の圧倒的多数はこの日(当時の名称は「紀元節」)が
祝日として存続することを望んだ。

総理庁(後に内閣府に統合)の世論調査で81.3%という高い数字だった。
しかし、GHQの強権によって廃止を余儀なくされた(昭和23年7月)。
つまり、この祝日は一旦、“奪われた”事実がある。
だが、国際法上、独立を回復し(同27年4月)、幅広い国民の要望により
祝日法が改正され、「建国記念の日」が設けられることになった
(同41年6月)。

但し、それを何月何日にするかは、反対派に配慮して、
政令に委ねられた。
他に4月3日(聖徳太子の十七条憲法が定められた日)、
4月28日(サンフランシスコ講和条約発効の日)、
5月3日(憲法記念日)、その他(立春など)の候補が挙げられていた。
今から振り返ると、どれも見当外れも甚だしい、と言う他ない。
結局、政令(同年12月)で「2月11日」とされたのは当然だった。
この間、昭和天皇の弟宮でいらっしゃった三笠宮が、「反対陣営の英雄」
であるかのような役割を果たされるという、残念な出来事もあった
(昭和天皇の2月11日の「臨時御拝(ごはい)」を
どうお考えだったのか)。

この祝日には、被占領下に奪われた日本人の歴史を取り戻そうとした、
当時の国民の強い“願い”が背景にある。
それを忘れてはならない。(続く)

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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