ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2021.2.24 22:45

最近、映画見た?

このごろ知人に「最近、なんか映画見た~?」と聞いても、
「もう映画館なんて全然行ってないよ~」という人か、
「いちおう鬼滅を見てきた」という人に二分されていて、
ぜんぜん映画の話ができない。

今日は、すごく久しぶりに電話で話した相手が、
『ヤクザと家族』を見たと言っていて、めちゃ盛り上がった。
綾野剛の演技がめちゃくちゃすごくて泣かされたし、
あんなにヤクザに同情させられたヤクザ映画ははじめて、
ということで意見が一致した。

映画館では、泣いてる人がたくさんいたし、
ヤクザとして生きるしかないという運命を背負う人もいて、
そこにもまた人生があるということは、
やっぱり普通の人ならわかることだよなと思った。
風俗嬢に対しても、同じまなざしでいる人はたくさんいると
思うんだけどなあ…。

「物語」が抜けて、頭で覚えた単語・概念だけでしか
物事を判断しない人が増えているのだろうか。
それって、人間に対して優しくないよね。

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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第116回 令和6年 4/20 SAT
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テーマ: ゴー宣DOJO in名古屋「人権カルトと日本人論」

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