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笹幸恵
2021.6.18 13:39メディア

五輪開催は第二次世界大戦か???

今朝は9時台のモーニングショーを見ることができた。
で、ちょうど飛び込んできたパネルがこれだ。
オリンピック開催について東京新聞からの抜粋。

「あっと驚くような提言は出てこない
(大会後)組織委は解散し
政府は『俺たちは知らない』と言う
第2次世界大戦みたい
誰か責任者がいるわけでもなく
突撃している感じ」
(専門家有志メンバー)

これに対して、玉川徹は「専門家でも
わかっている人はいる」とドヤ顔。
一茂は「そういうことなんだなと
よくわかりますよ」と納得顔。

いやいやいや、なんとな~く雰囲気だけで
わかった気になるな!

確かに対英米戦に突入する前というのは、
東条英機でさえも戦争に突き進む日本を
止めることができなかった。
「第二次世界大戦みたい」という発言が
この状況を指しているとするなら、
オリンピックは英米か?敵国か?
まったく意味がわからない。

もっとざっくり、「国家存亡の危機」に
突き進んでいるように見える、と言うのなら、
そもそも対象が間違っている。
オリンピック開催で国家存亡の危機に
陥りはしない。
なぜなら日本は土着のコロナでしっかり
軍事訓練をしているのだから。

今の状態は、メディアこそが、コロナの恐怖を煽って
(つまりコロナを鬼畜米英として)、
これを撃退すべし!と騒いでいるのだ。

そこで生まれてきたのが自粛警察(隣組)であり、
「酒飲むな、出歩くな」「我慢の〇週間」
「豪奢品を買いに行くな」「人流を抑えろ」
というスローガンの大合唱だ。
(「贅沢は敵だ!」「欲しがりません勝つまでは」
「パーマネントはやめませう」等々に該当する)

そうして経済は落ち込み、生活が立ち行かなくなる
人が続出している。
それにもかかわらず、大本営(リモートで仕事が
できる、経済的困窮に陥らない人々)が、
「これでもか」と危機を煽り続けて
バタバタと国民を死地に追いやっているのだ。
現地に行って、実情をつぶさに見ろ!
武器弾薬もない、食料もない、補給のあてはない。
これでどうやって突撃(生活)しろと言うのだ??
精神論だけで通用しないのは明白だ。
戦時中を批判する彼らが、もっとも戦時中の政府大本営と
同じことをしているのだ。

当時の政府や軍部が「俺たちは知らない」と
責任逃れしたかのように印象操作しているが、
とんでもない。
敗戦で責任逃れの発言した軍人もいないわけではないが、
すべてではない。
多くの軍人はその後の生涯を戦争と向き合って生きた。
軍部は解体され、占領下ではどうしようもなかった。
一を知ったくらいで十を語るな。

当時の人々の無責任を糾弾するなら、
モーニングショーは当然、自分たちが引き起こした
このバカ騒ぎも、きちんと検証するんだろうね?
オリンピックで日本が存亡の危機に陥らなかった場合、
「俺たちは知らない」などという態度は、
決して取らないということだろうね?

なんとなーく何かを言っているようで、的外れ。
なんとなーく何かがわかったようで、
少しも本質をついていない。
相も変わらず、印象操作ですべて片付けようとする
この悪辣さ。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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