ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2021.10.3 21:16

近況

姿勢を動かすと、脳がぐらぐら揺れる感覚が残っているけど、
少しずつマシになってきた。
ただ、特に立ち上がったり、起き上がったりすると、
視界がグルンとまわってよろめくので、一呼吸が必要。
毎日頭どつかれてるボクサーって、毎日こんな感じなのかな。

加えて、体にずっと湿疹が出ていて、痛痒い。
皮膚科では、ぱっと見て「帯状疱疹」と言われたけど、
そもそも身体の左右あちこちに出てるし、水疱じゃないし、
過去に見舞われた帯状疱疹とは痛みも症状も異なるので、
違うと思う。あんまりちゃんと診ない医者だった。
「いま帯状疱疹の方は多いですよ」と言っていたから、
世のなか、コロナにおびえて閉じこもった末に免疫機能が
弱ったり、ワクチンによって弱ったりして発症している人が
いっぱいいるんだろうと思う。

今日は、部屋の漏水被害の保険資料がやっとそろって、
提出できたので、ひとまず、イライラの原因がひとつつぶせた。
被害に遭ったのに、修理見積りや、被害証明はこちらが必死で
やらなきゃいけなくて、浸水した家財の点数も多かったので疲れた。

管理会社には、家具の心配ばかりされたけど、
私は、大事にしていた画家の絵とポスターのほうが大事!
美術品の修繕に強い表具店に見積もり依頼をかけたら、
けっこうな金額だったので、
この2点がどういう価値がある美術品かを説明する書類を
作ったりして、もはや原稿料欲しい勢い…。

ひ~、もう疲れたわ~とひたすら言いたかったけど、
横尾忠則展を見に行ったら、ものすごいエネルギーに
圧倒されてしまった。
グラフィックデザイナーとしての過去の作品はもとより、
画家宣言してからの油彩画があまりに多作で、
次々と型破りな表現を追求していて、
「すさまじい」という形容がふさわしかった。

しかも、85歳になっても、コロナの去年も、そして今年も、
巨大な油彩画をひたすら何点も描き続けていて、
それが最後に展示されていた。

横尾忠則って、死なないんじゃないかな。
と、思わず言ってしまうほど創作意欲が衰えていなかった。
ぶつぶつ言って、隅っこに向かって小さくなるマインドに
甘えてる場合じゃないな。がんばろう!!

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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