ゴー宣ネット道場

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笹幸恵
2021.12.21 00:13皇統問題

妄想だけで原稿を書く竹内久美子その2 『WiLL』2022年1月号

『WiLL』2022年1月号「小室夫妻ーNYセレブ逃避行」の
竹内久美子の記事へのツッコミその2。

その1はこちら
https://www.gosen-dojo.com/blog/33276/

眞子さん・圭さんへの妄想バッシングを
繰り広げた後、記事の後半では
メディアに対する批判をしているのだが、
何度読んでも理解できない文章が続く。

たとえば「ワシントン・ポスト」で書かれた
「日本の皇室には女性差別的な面がある、
と日本皇室制度の識者のコメント」
「日本社会は一般的に女性に対する
差別が多いことが特徴」という内容を引用し、

日本ほど女性差別がない国はないと断言できます。

と述べている。
しかしその根拠は何一つ示されない。

仏「ル・モンド」紙は、
「日本社会の極めて保守的な人々によって
意地悪く見られてしまった」、
英「BBC」は、
「一部の人々やメディアの二人の関係性に対する反応は、
日本の皇室の女性が直面する圧力を浮き彫りにするものだった」、
これらの英仏の報道を紹介した上で、こうまとめている。

眞子さん、小室さんの行く末を暗示するような内容です。

もはや読解力があるかどうかも疑わしい。
これらの報道は、まさしく自称保守や
大衆に阿って面白おかしく書き立てる
日本のメディアに対する批判なのだけど、
なぜか竹内の脳内を通過すると
「眞子さん、小室さんの行く末を暗示」
するものになるようだ。
何がどう暗示しているのか、ここでも何ら根拠が示されず、
あさっての方向に向かって言いっぱなし。


ついでに愛子天皇について言及した週刊文春も
攻撃の対象にしている。
ここではトンデモ説を余すところなく披露。
曰く、
過去の女性天皇は未亡人か生涯独身を通すという
条件がついていました。

いや、ついていません。

曰く、
次の男系男子への中継ぎ役であり、皇統に
何の影響も与えなかったのです。

頼むから少しは皇室について勉強して。
あなた、さっき「女性差別はないと断言」
していたけど、これを女性蔑視と言わずして何と言う。

曰く、
(愛子天皇のお子様が即位されたら)
別の王朝の始まりとなる。皇室が滅び、
日本も解体への道にまっしぐらになるのです。

なりません。だいたい解体ってどういう状態?
女というだけで排除し皇統が続かなくなる、
そちらのほうがよほど日本の制度が変わって
しまうと思うけど。

ここでお決まりの妄想が出る。
【妄想6】
これまで愛子天皇を望んできたのは、
朝日、毎日、NHK、協賛、立民という反日勢力
でしたが、文春までもがその軍門に下ったと
いうことは、背後に何らかの勢力が存在するのでは
ないかと勘繰りたくなります。

も、もういい加減にして。


そして、最後は安倍元首相を礼賛。
安倍元首相は、旧宮家の皇籍復帰を提唱するという
極めてまっとうな意見の持ち主と持ち上げる。
また、2014年に天皇陛下に近い人物が
「女性天皇の議論を進めて欲しい」と水面下で
伝えてきたことがあったという官邸関係者の
言を紹介し、こう述べている。

「皇位継承は男系男子でなくてはならない」とする
安倍首相の考えはまったく間違っていません。
それなのに天皇陛下に近い人物が女性天皇の議論を
進めてほしいと要請するとは、一体どういうことなのか。

もはや言葉を失う。
天皇陛下に近い人物がそう言ってきたのだ。
ならば天皇陛下のお気持ちがそうなのではないかと
拝察するのが常識的な感覚ではないか。
それをこともあろうに、
「要請するとは、一体どういうことなのか」って、
非難がましい書き方をする、
それこそ一体どういうことなのか。
何かをはき違えているとしか思えない。


最後の締めくくりはこれ。
【妄想7】
もはや国民一人ひとりが声を大きく上げなければ、
隠れた勢力に我が国は乗っ取られてしまうに違いありません。


もはや妄想が暴走し、手の施しようがない。
これを平気で掲載する編集部も、正気の沙汰とは思えない。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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