ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2022.1.8 08:04日々の出来事

デマを許さぬ全体主義より、デマもある民主主義

「オドレら正気か?」のイベントでは、その時その時、
意見の同調者のストレス発散のためだけではなく、
議論を先に進めるために必要なゲストを揃えます。

「同調者のタコ壺」から脱け出て、社会にインパクトを
与えなければ、単なるガス抜きになってしまう。

わしのイベントでの議論は、のちに『ゴー宣』で描写
したり、それがまた単行本に収録されたりして、
拡大再生産されていく。

わしは司会ではないが、議論の進行を事前に頭に
描いているので、期待通りに発言してくれたら御の字で、
想定外の発言で展開を制御するのが難しくなるくらい
の方が面白くなるという場合もあります。
あとで『ゴー宣』で漫画化したくなる議論になれば
ありがたい。

コロナ禍では、権力のデマ認定と、これに協力する
YouTubeの「削除」運動によって、言論の「公的領域」
が縮小してしまっている。
わしは「デマを許さぬ全体主義より、デマもある
民主主義の方が優れている」と考える。
中国や北朝鮮に行けば、河野太郎やYouTubeが
望む「公的領域」が著しく狭まった空間が存在する。
そしてわしは「デマは権力の側にあり」と断言する。

ハンナ・アーレントが、人々は労働だけに囚われて
動物化してはいけないと言った。
河野太郎やYouTubeや厚労省やこびナビの労働者
こそが、その動物化した存在そのものだ。
アーレントは、自分をこの世界に「アピアランス」して、
多様性のある「公的領域」を拡張しなければならない
と言ったが、まさしくその通りで、わしのイベントは
日本の「公的領域」を拡張するために行なっている。

コロナ禍とは、ウイルスが人間社会に「禍い」をもたら
したという意味ではない。
臆病で動物化した人間たちのせいで、社会に「禍い」
がもたらされたという意味合いで、わしは「コロナ禍」を
使っている。
わしはこの戦いは勝利すると信じている。
今日はその勝利への号砲を鳴らす。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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