ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2022.6.28 06:26日々の出来事

世間国家の世間ルールに呪われた日本人

新聞集金の若者がマスクをしてハアハア言っているので、
妻が「そのマスク外したら?熱中症が危ないですよ」
言ったら、「いやいやいや・・」と首を振って、
「だって流行ってるでしょう?」と返してきたという。

「流行ってませんよ。東京でたった1500人くらい。
PCR検査なんかするからですよ。ほとんど無症状なん
だから。」と言うと、「いやいや、子供に唾が飛んだら
大変なことになります。」と拒否されたという。

やっぱり本気でいまだにコロナ(オミクロン)を怖がっ
ている若者もいるのは確実だな。
現在の変異種オミクロンと、武漢株からのコロナの違い
なんか、テレビで誰も説明しないし、飛沫・エアロゾル
感染と、糞口・接触感染の違いなんて、誰も考えは
しないし、とにかく「科学」がまったく通用しない。
アメリカじゃ、マスクなんかとっくに外してるし、
PCR検査なんか止めていることも知るまい。

日本国内の「世間」だけが絶対ルールになってしまい、
「個人」がゼロになってしまった。
法治国家ならこんな事態は終わらせられるが、日本は
世間国家だから猛暑でも続く。
法治国家にしようとわしが言うと、くらたまみたいに
猛反発するから、どいつもこいつも「八つ墓村」の住民
である。呪われている。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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第116回 令和6年 4/20 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in名古屋「人権カルトと日本人論」

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