ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2022.7.2 08:05日々の出来事

無意識にサヨク「自虐史観」に戻る自称保守

今日は『ゴー宣』第172章コンテの続きをやるが、
うまくいけば今日中に終わるかもしれない。

もう「ウクライナ戦争論」の2巻目に突入して
いるが、これが日本の問題だということを、さらに
前面に打ち出していく展開になる。

それにしても藤井聡氏と「クライテリオン」を読んで
分かったが、反米に凝り固まっているがゆえに、全く
全体が見えてなくて、論じるべきことを見失っている。
相対主義で、むしろプーチン擁護になっている。

そもそも日本の戦争の実相を全く知らない、まるで
反戦サヨクのようなデタラメさなので、こんな言説を
放置しておくわけにはいかない。
せっかく「自虐史観」を『戦争論』で押し戻したのに、
藤井氏らの言説は逆戻りだ。

なにしろ「プーチンの侵略はヒトラーに例えるより、
戦前の日本に例えるべきだ」とまで言っているのだから、
我々の祖父たちに対する侮辱だろう。

この問題は、まずライジングにシナリオを書いてから、
『ゴー宣』「ウクライナ戦争論」で描くことにする。
あくまでも祖父たちの名誉のためだ。

わしの『戦争論』を読んだだけでなく、理解したか
どうかが問題だ。
読んだだけでは、戦後教育が「自虐史観」なのだから、
秀才であればあるほど、無意識に脳が「自虐史観」に
逆戻りしてしまう。

とくに「善悪」の区別をつけるのが嫌いな人ならば、
わしの『戦争論』より、戦後教育・戦後言論空間を
選んでしまう。
本人たちはそれが分かってないから、わしが客観性を
取り戻してやるしかなかろう。
『戦争論』の戦いはまだ続いているのだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: ゴー宣DOJO in名古屋「人権カルトと日本人論」

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