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笹幸恵
2024.12.11 17:17日々の出来事

はにわ展の戦利品

12月8日まで東京国立博物館ではにわの特別展を
やっていた。
先日、閉館間際に駆け込み、はにわの世界を満喫!!!
写真OKがほとんど(時代は変わったね)、
テンション爆上がりで撮影しまくり。
その一部をご紹介します。



はにわ展のメインは何と言っても挂甲の武人。


あちこちの博物館に散らばっている5体が大集合!
一挙に見られるという素晴らしさ!

こちら国宝!

東京国立博物館に所蔵されている一番有名な挂甲の武人。
トーハクちゃんと名付けよう。

最近では研究が進んで、完成時の色がわかっている。
再現したのがこちら。


ちなみに、背後に回ってみると
5体とも背中が全部違っていた。

トーハクちゃんの背中。

矢入具である靫(ゆぎ)がちゃんとあります。


この子は庇を深くかぶった
国立歴史民俗博物館所蔵のレキハクちゃん。

レキハクちゃんの背中には何もない!


中には自立できていない挂甲の武人もあった。
その子も背中には何も意匠がない。
はにわ職人が手を抜いたのか…?
妄想が膨らむ。
「ちょっともう制作が間に合わないよ!」
「どうすんの、納品、明日だよ!」
「ええい、正面はできてるからこれで出荷!」
みたいな???

(注)あとからわかったことですが、靫(ゆぎ)がない挂甲の武人は
腰につける矢入具・胡簶(ころく)をつけていました。
職人さんの手抜きだと思ってしまってスミマセン!


もちろん挂甲の武人以外のはにわも見応えあり。
今回は、その表情の豊かさに驚きました。


おい、ここ通行止めだぞ」と言ってそう。


クールなテニスプレーヤー。頭のバンドのせいか…?


おじいちゃんにいるよね!しかもお小遣いをくれそう。


この子は絶対ひょうきんなムードメーカー。
こないだ駅でそっくりな人を見つけてビビった。


サンタクロース…?

ことほどさように、ヒトのはにわも十人十色。
きっとモデルがいたのだろうと思う。

さて、テンション上がりっぱなしで
思わずこの子をお持ち帰り。

踊るはにわのぬいぐるみ。
名前、何にしよっかな〜〜〜。
悩み中です。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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