笹さんも記事にしている、「安定的皇位継承の法制化を求める国民大会」(皇室の伝統を守る国民の会主催、日本会議国会議員懇談会共催)に関して、日本維新の会の高橋英明衆院議員のXポストに興味深い画像が写っていました。
会場で配られた資料と思われる右上の画像は、「養子案」賛否について共同通信と日本経済新聞の世論調査結果をグラフにし、「旧宮家からの養子案に過半数が賛成」とアピールするもの。
しかし本来、この調査はどちらも「女性皇族が結婚後も皇室に残る」案とセットで行われています。
試しに、両方の結果を比べられるグラフにしてみました。
まず、「女性皇族が結婚後も皇室に残る」案は賛成がより多い事がわかります。一方「養子案」は、明確な反対がずっと多くなっています。
「養子案に過半数が賛成」は間違ってはいないものの、グラフを比較するだけで印象は大きく変化します。
この世論調査が行われた時点では、この問題に対する世間の関心が現在よりずっと低かったはずなので、愛子さまのご公務、悠仁さまの成年などを経た現時点で再調査したら、どのような結果になるか非常に興味があります。
その際はもちろん、養子案についての違憲の疑義、女性皇族の配偶者だけ一般人である事の問題点などの説明があれば、結果は大きく違って来るはずです。
各新聞社、通信社には、ぜひ最新の国民の声を反映させた調査の実施を期待します。