政府は、1人あたり4万~5万円程度の現金を給付する施策の調整に入ったそうです。
自分としては、この種の政策(「商品券」みたいなのも含む)とってもとってもとってもとってもとっても大嫌いなんですよね(←時事ネタとの結託)。
超零細ではあっても、一応26年ほど自営業者としてやってる身としては、「臨時収入」は一時的に嬉しい事ではあっても、経済状況の改善にはつながらない事を身にしみて知っています。
経済の好調とは、一時的な手持ちの多さではなく「淀み無く流れ続ける」事に他なりません。
出費が多くとも、その分だけ収入もあるというバランスのとれた状態は、そこが「人の間を〝価値〟が流れていく運河」のように作用し、それが「希望」へとつながって、様々な事へのモチベーションに繋がります。
一方、そこそこ多くの手持ち金があっても、世に「流れ」が無い状態では、先への希望が持てず「この手持ちをなるべく減らさないようにしよう…」と、物心両面での緊縮につながります。
政府に対しては、流れを「作ってくれ」なんて依存心は持たない。「邪魔」にならないような施策をしてくれればどんどん盛り立てて行く気概があるのですが、実際には余計な事を重ねた挙げ句に「一時金」みたいなモノで恩を着せようとしてくる。
正直これ、すっごく腹がたちます。
天皇陛下や皇族の皆様が「国民に寄り添われる」のは、ご機嫌をとるわけでも、(お見舞いの下賜金などはあるけれど)金品を振る舞うわけでもないのに、国民へ大きな希望をもたらして下さいます。
その一方、国会周辺での喧騒には、選挙を見据えたゴマスリは見えても、国民に寄り添う(正確には、同じく国民なので、共に頑張ろうと鼓舞される)ような気概が、本当に見えないんですよね。
皇室の危機に対しても真摯に取り組めないような政権に「欲しいだろう?ほれ、金をやろう!」と言われるの、本当に本当にイライラする!