ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2025.5.8 10:33日々の出来事

「公」のための優先順位②

「公」のための優先順位②

「公」と「私」は正反対の視座にあるのだけれど、「私」が
「公」に全然関係ないとは言えない。
病気や不幸があれば、「私」が不安定になり、「公」のこと
なんか考えられない。
自分を守ることで精いっぱいになるのは当然だ。

「ゴー宣DOJO」を例にすると、「公」と言えども、金がなけ
ればその場は作れない。
資金のほとんどはわしが出してるから、わしが儲からなきゃ
「ゴー宣DOJO」はやれない。
「公」と言えども、わしの健康が失われれば、その場は
作れない。
それが現実である。

「志桜里応援DOJO」で、「考えてみたら、わしは中学生の
時、イジメにあいそうなときに、クラスの女子が団結して、
不良に抗議に行き、わしを守ってくれた」と言ったら、
志桜里氏が「今もそうじゃん」と言った。
さすがお見通しだなと感心した。

確かにわしは、今も妻が健康管理してくれ、秘書みなぼんも、
わしの健康を気遣ってくれるし、なんと総合Pちぇぶも、
わしの健康のために、「歌謡曲を通して」を重要視し、
カラオケ練習で、わしの足腰を鍛えようとスパルタ教育を
してくれる。

「先生、筋肉はすぐつくから!内臓は復活できないけど、
筋肉は復活できる!」と説教して、立ったまま歌わせて、
汗びっしょりになって、翌日、筋肉痛になってたりする。

総合Pにとってみたら、一番「公」のためになるのは、
わしの健康維持、老化防止と思ってるから、議論よりも、
よしりんバンドの活動だと思っている。

最近は階段の上り下りは手すりにつかまらなきゃ絶対に
できない。
昔は手すりはばい菌だらけだから絶対つかまらないと
決めてたのに、今じゃ手すりのない階段は、殺人兵器に
見えてしまう。

そういうわけで、「歌謡曲を通して」は決して「私事」
ではない。
わしの健康こそが「公」に直結しているというチェブリン
の考えは捨てたもんじゃない。
長生きしたいとは全く思わないけれど、命は手段として、
「公」を達成するために使いたい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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