物議を呼んでいる、「立民、皇族養子を期間限定で容認 自民に修正案提示」の報道ですが、
本日5月9日午前の記者会見で、立憲の野田代表はこの報道内容を否定しました。
上記の動画から、該当部分の文字起こし(9:24付近〜)を掲載します。
皇族数の確保について今協議が行われているという報道があります。これについては、私はやってるかやってないか、その中身については全てノーコメントというスタンスで一貫をしているつもりでありますけれども、若干の誤解を生むような報道がありましたので、頭の整理だけをさせておきたいというふうに思います。
一つは、皇統に属する男系男子の養子縁組について、私の方から何か具体的な修正案、提案があったかのような報道がありますけれども、我々は女性皇族がご結婚された後も、婚姻後も皇族に残れることについてどうするかについて一番知恵を出し、結論を得たいと思っていますので、その結論がなくして、様々な論点のある養子縁組について具体的な提案をするということはあり得ませんので、そこだけは明確にしておきたいというふうに思います。
これを読む限り「養子案」について、先の共同通信のニュースで報じられたような「期間限定の修正案」が現時点で立憲から示されたという事は無さそうです。
また、産経新聞のこちらの記事中では、
立民幹部は8日の4者会談後、配偶者の身分の結論が出ていない段階で養子縁組の話し合いに進むことは「あり得ない」と強調しており、養子縁組の修正だけで納得する空気は感じられない。
という内容が掲載されており、こちらも野田さんの会見内容と完全に一致しています。
共通しているのは「女性皇族の配偶者と子の身分について」妥協なしで臨んでいる姿勢。これは本当に素晴らしいですし、そこで良い成果が出た後も「バーター」的な欺瞞を打ち払って、養子案について確固たる姿勢を貫いてほしいと期待しています。
それにしても思うのは、こんな誤情報(悪意のリーク?)が出てくるのは、両議長・副議長、野田代表、麻生最高顧問といったメンバーで密室協議が行われているからです。今回は野田さんが早々に会見で否定しましたが、そもそも協議がオープンに行われていれば、ガセネタも出ようがないのですから。
「静謐」にはもはや害しかありません。しっかりオープンに、国民をあげての議論にして行きましょう!(そうなるとマズいと怯えてるのは、一体誰?)