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大須賀淳
2025.5.15 19:25その他ニュース

ポジショントークから「公論」へ

読売新聞の「皇統の安定 現実策を」の提言。すごい反響を巻き起こしていますね!

 

トップの発行部数を持つ新聞が並々ならぬ情熱と精緻さをもって提言を打ち出した事に対する絶賛があふれる一方、予想通りこんな反応も出てきています。

長島昭久、つくづく情っけねえなぁ〜。

 

それほど「面妖」であったなら、読売の記事内容に対して具体的かつ徹底した反論を行えば良いはず(むしろ、自身の主張を示す「チャンス」でしょう)。

 

それが、国民民主・玉木代表のポストを引用する形で、さらに「朝日新聞」「共産党」「立憲民主党」という「記号」を出しておけばインスタントに保守っぽくなるだろうという、この言葉の薄さ。

 

内容・本質の精査なく、「記号」的なワードの提示に感けるポジショントークの先にあるものは何か?

 

それは「〝勝共〟連合」などというネーミングに騙されて、統一協会という海外カルトの影響力を日本の中枢に侵入させてしまった自民党の大失態と、全く同じ構図です。

 

庶民は、そんな茶番に失望しきっているんだよ。

 

読売だろうと朝日だろうと産経だろうと、共産だろうと自民だろうと、納得の行くものには賛辞を、納得の行かないものには批判を提示するのが「あたりまえ」の姿勢でしょう。

 

矮小な「私」や所属する「集」に埋没せず、「個」として理を認められる意見の主張や賛同を示す。これこそが「公論」そのものです。

 

翻って、長島ポストの次の部分


衆参両院議長の下で各党代表者が集まるり静かに議論を重ね、ようやく結論に近づいてきたこの大事な局面


 

読売新聞の「提言」は、多くの国民の思いや、「現実策」としての土台がグラグラなままに進められている、そのしょうもない「局面」に対して突きつけられた刃に他なりません。

 

長島議員は、渾身の言論に対してこんな薄っぺらな反応しかできない(してしまった)時点で、もはや読売提言に端を発する「公論」の土俵から、自ら早々に退出したと言えるでしょう。

 

さて…ここからはちょっと「オチあり」の柔らかめで。

 

長島ポストと同じ体で「…と玉木代表が言ってますぜ!」という記事を出したのが産経新聞(哀しいぐらいに同じ、エセ保守界隈のポース)。

 

ここで明日の社説までぐっとこらえて読売提言にもの申していたら(主張の違いを置いて)多少はカッコよかったのに、議員のXポストを拾った「コタツ記事」をそそくさと出してしまう部分に「センスの無さ」を感じてしまいます。

 

この記事中では(ネタの少なさからか)地方の県議会議員のポストまでが引用されていますが、その中の一つである渡辺康平・福島県議会議員。

 

Xのアカウントを見ると、私の出身地の選出だったので詳しいプロフィールを見たら…私と同じ高校、同じ科のちょうど10年後輩でした。

 

いや…もう30年以上前に上京して田舎では投票もしてないから、自分にはなーんにも責任無いはずなのに…なんだろうこの恥ずかしさ…。

 

このモヤモヤ、何とか即物的に解消したい!とジタバタしていたら…あ!

 

こちらは、上記の渡辺議員ポストを引用した私の投稿。

 

やりーぃ!後から投稿したのに同時点で俺の方が「いいね」がずっと多い!うぇーい!(←最低の「私」的自己顕示)。

 

…コホン。

 

さあ、やっと、やっと、ここから本当の「公論」がスタートする予感がして、実に胸が高鳴ります!

大須賀淳

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