私は、日本社会の低迷の根源に「家族」「教育」そして「働き方(労働)」の前近代性があると考えており、これらを”魔のトライアングル”と呼んでおります。少子化などの問題も、すべてここに集約されると思ってます。
今夜の配信は、この魔のトライアングルの一角である「働きかた(労働)」のうちでも「賃金」の問題にフォーカスして論じたいと思います。
もちろん選挙などでも近年必ず「賃上げ」は話題になりますが、「賃金制度」という賃上げを阻害している根本的な法制度の議論がなされないままではこの病理に対する処方箋は出せません。政治家もこの根本的な議論をしてくれないと、パッチワーク的な目先の選挙のためだけの対処法じゃ日本社会は沈没するよ!
なぜ賃金が上がらないのか?!という問いには「賃上げ」の可否ではなく、どこかでこじれた「賃金制度」に関する歴史を紐解く必要があります。
歴史をさかのぼると、現在の制度に対する疑問は呈され続けてきたにもかかわらず、「労働」に対する特殊日本的な前近代性をまとった「価値観」がそれを邪魔し続けてきたのです。
価値観は制度では変えられないのでは?とも思えますが、いやいや、制度は価値観を少しづつ変えるナッジみたいなもんです。
制度と価値観を両方変える、そのための土台となる議論をしましょう。
今日はその前編!是非ご覧ください。
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