今日はポスター貼りをしたが、どえらい灼熱の暑さの中で、
相当にきつい作業だった。
日刊スポーツの記者さんが、取材に来たのだが、全然カッコ
よく貼れない。
そもそも70過ぎの老人が脚立に上ること自体が危ない。
手すりもなく、一気にあの狭い足場に登って両足を揃え、
平衡を保つことが、尋常でなく難しいのだ。
わしのスタッフや門下生たちは、若いからやれるんだろう。
しかもその狭い足場で、ポスターの裏のシールを、半分ずつ
剥がさなければならない。
剥がしたシールを秘書岸端に渡して、作業を続けたが、
一人だったら、あのシールはどうするんだ?
しかも手にもベタベタくっつくし、ポスターの裏面どうしが
ベタベタくっついて、破かないように剥がすのが相当苦労
する。
さらにポスターを掲示板の一番上の線に合わせて、貼って
いくとき、顔が灼熱の天空を仰いだままになるから、
血の気が引いて、真っ暗になって、自分が何をしているのか
分からなくなる。気を失う寸前だ。
そんな状態を日刊スポーツの記者に写真撮られてしまった
だろうか?
ネットで今日にも配信するようだ。
一回目は全然思うようにいかなかったから、別の場所に移動
して再チャレンジしたが、やはり脚立の上に立って、貼る
という行為に慣れない。
三枚目を貼って、汗だくだくになったので、秘書岸端に、
一度喫茶店にでも入って、クーラーで涼みながら、アイス・
コーヒーでも飲まないか?とステキな提案をしたのだが、
岸端は「先生はもう帰ってください。全然はかどらないから。」
と真顔で言う。
このときのわしのショックがいかばかりか?
「じじい、足手まといだ。さっさと帰れ!」と言われた
のと同じだぞ。
老いたわしやが、おいたわしや~~~~~~~~~。