ホステス首相、外交デビュー!
小林よしのりライジングVol.554
配信です!
今週号のタイトルは
「高市早苗の異形外交」
高市早苗が日本史上初の女性首相となって2週間!
これによって「ガラスの天井」は破られたのか?
女性の地位は向上したのか?
そんな実感は全然ない。
実感するのはただ、ネトウヨがやたらと元気づいたということばかりだ!
来日したトランプ米大統領の横で拳を突き上げてぴょんぴょん飛び跳ねていた高市早苗。
APECで各国首脳ににじり寄ってねっとりした笑顔を向け、ドン引きさせていた高市早苗。
どう見ても、一国の首相の態度ではない!
どう見ても、みっともない!
どう見ても、「女の媚び」を出し過ぎだ!
ところが、そう言ったら「媚びてると言うな!」という批判が山ほどやって来る。
しかも、なんと山尾志桜里氏が「媚びてると言うな!」「高市外交は大成果!!」と言い出して、ネトウヨたちから大絶賛されている。これって一体、何ごとだ!?
一方で、絶対に高市首相を評価しないのが上野千鶴子らフェミニズムの女性論客だが、その主張には全く力がない。その理由も、すっかり露呈してしまった。
かくして、わずか2週間で、あの「安倍マンセー」時代を思い出させる「高市マンセー」の全体主義的社会が再び作られつつある。そうなれば、愛子天皇はずっと遠のくしかない!
これは危機的状況だ!
泉美木蘭のトンデモ見聞録は
「属国ホステス外交に思うこと」
こちらも、高市早苗の「異形外交」について、別の角度から分析!
高市が外交の場で行い、物議をかもした「ボディタッチ」。
チリの大統領はそれを好意的に受け取ったようだが、そもそもラテン系の国と日本とでは、あいさつの文化も違う。日本人は日本の流儀のあいさつをすればよかっただけではないのか?
あの高市の行動を見ていて自然と連想されたのは「キャバクラのソファ席やカウンター席でよくある光景」だった。
売れっ子キャバ嬢は男の心理を知り抜いたうえで、テクニックとしてそれをやっている。
だが高市のやったことは、そんな計算もない、ひたすらみっともない行動だったのではないか?
そして、前々号に続いて登場!
特別寄稿・茅根豪
今回は「結局はよく分からなかったリベラル」
10月25日に開催されたゴー宣DOJO『そもそも保守とリベラルの差って何だ?』を受け、前々号で発表した「結局は理解されなかった保守の定義」に続いて、今回はリベラルの定義を追求する!
リベラルの定義がなぜわかりにくいのかというと、それは、「リベラル」のあり方そのものが時代によって変化しているためで、いま言われている「リベラル」の捉え方は、実はここ数十年の流行に過ぎなかったのだ!
「リベラル」をさかのぼれば、古代ローマ時代まで行き着く。
そこから「リベラル」がどのような変遷を遂げてきたのかを辿り、「保守」と「リベラル」の議論が混乱する原因を論じる!
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…高市早苗が日本史上初の「女性首相」となって2週間。わずか2週間で高市は、これまでの男性首相には決してできなかった異形の外交を、嬉々としてやってのけた。
そして日本の国内においては、誰もこれを「異形」とは思いもせず、特に「自称保守」に至っては大絶賛している有様だ。SNSでは、高市に批判的なことを書けば大炎上、褒めたり擁護したりすれば大絶賛という状態になっている。
属国関係を強固にしただけとしか思えないあのパンパン外交のどこに、ここまでベタ褒めするだけの「成果」があったのか?
一方で高市に対して批判的なフェミニズムの限界も明らかになってきた。
安倍政権時代のような、全体主義の息苦しい悪夢の時代が再来しつつあるが、それでもわしは「王様は裸だ!」と言い続ける。
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…米国の原子力空母に乗り込んだ高市首相が、トランプ大統領の隣でぴょんぴょん飛び跳ねてまわったり、腕を組んでエスコートされたりするのを見て、ドン引きしてしまった。
高市の姿は「トランプさんに気に入られたよ!」と大喜びではしゃいでいるようにしか見えなかったし、腕を組んで体を寄せる様子は、ベッタリと媚びているようにしか見えず、一国の首相として、とても対等の態度には見えなかった。
だが、自民党支持層は大喜びで、マスコミからも高市のふるまいは絶賛。SNSでは、高市の態度を「媚びている」と批判すると、政治家だろうと一般人だろうと、男系カルトのネトウヨによって炎上させられるという現象が起きている。
日本の憲政史上初の女性首相が見せた、外交での振る舞いから読み取れることとは何か?
※特別寄稿!茅根豪
…前回のゴー宣DOJO『そもそも保守とリベラルの差って何だ?』(令和7年10月25日開催)をご視聴いただけただろうか。
視聴した方々は「リベラル」が分かっただろうか。「保守」との差が掴めただろうか。
私は登壇させてもらった身分で言うのも変だが、かなりモヤモヤが残った。
そこで今回は、そのモヤモヤを完全に晴らしたい。それを皆さんと共有したい。
今、世に言われている「リベラル」の捉え方とは、実はここ数十年間の流行りに過ぎなかったのである!!
本来の「リベラル」とは何か?そしてどのように変遷してきたのだろうか?
【目次】
1. ゴーマニズム宣言・第583回
「高市早苗の異形外交」
2. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第378回
「属国ホステス外交に思うこと」
3. 特別寄稿・茅根豪
「結局はよく分からなかったリベラル」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記





















