ゴー宣ネット道場

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高森明勅
2010.5.22 14:10

第二回ゴー宣道場での質問(2)

Q2
典範改正について天皇陛下のお考えを拝察できるようなお言葉は?

A
平成21年11月6日のお言葉。
記者が質問の中で「皇室についてはこの先、皇族方の数が非常に少なくなり、皇位の安定的継承が難しくなる可能性があるのが現状」と述べたのに対して、

「皇位の継承という点で、皇室の現状については、質問のとおり」

とおっしゃられ、率直に現状への危機感を表明しておられる。

ただし、憲法第二条に典範の改正はもっぱら「国会の議決」によると規定しているので、

「皇位継承の制度にかかわることについては、国会の議論に委ねるべきである」

として改正の内容そのものには直接、踏み込まれず、国会の責任を指摘するにとどめておられる(この点については、平成14年12月19日のお言葉でも同様のことをおっしゃっておられる)。

(つづく)

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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