ゴー宣ネット道場

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高森明勅
2010.5.25 10:40

第二回ゴー宣同道場での質問(6)

Q9
左翼のオジが「女性天皇でもいい」と言っており、何か不安を感じるのだが?

A
本当の左翼なら「天皇なんていらない」と言うべきだろう。あるいは真に皇室の消滅を願っているなら、本心を隠して「男系男子」以外は皇統断絶とひたすら主張していればいい。
そうすれば、やがて行き詰るから。

そのオジさんの意図は分からない。

しかし、正否の判断は、他人がどう言っているかではなく、自分で筋道を通して考えるべきだ。

かつて小沢一郎氏が民主党代表だった頃、「政治とカネ」の問題を巡って『朝日』と『産経』が足並みを揃えて辞任を主張した。
でも動機も目的も全く逆。
『朝日』は民主党への国民の支持回復を狙い、『産経』は民主党の地盤沈下を狙っていた。

ジェンダーフリー論者が女性天皇容認を主張しているからといって、女性天皇をかたくなに排除して皇統の危機を招くのは愚かだ。

(つづく)

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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