ゴー宣DOJO

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みなぼん
2010.7.1 03:26ゴー宣道場

女性の柔軟さに学ぶ、オヤジ脳の危険性

『ゴーマニズム宣言PREMIUM 修身論』
マンガ部分を含んだ最終ゲラが今日届き、
チェックをしております絵文字:冷や汗

当初の進行スケジュールから(予定通り?)遅れに遅れ、
そのしわ寄せのため、この最終チェックを
たった1日で上げなくてはいけません・・・絵文字:泣く
この鬼スケジュールを、
マガジンハウスの粕谷さんは
飄々とさらっと言ってのけるので、
恐ろしい人です・・・絵文字:絶望

でも、読者の皆さまに
1日でも早くお届けできるよう頑張ります絵文字:急ぎ

というわけで、今日も
よしりん先生からのメッセージです絵文字:星絵文字:星
どうぞ絵文字:重要



原口大臣、城内議員が来られた『ゴー宣道場』で、
わしは一点、痛烈に反省していることがあります。

参加者の一人が質問ついでに、原口大臣に
「名刺をいただけないか?」と言った時の対処です。
彼はほんの茶目っけで言ったのかもしれません。
悪気はなかったのです。

しかしやはりこれは失礼です。
質疑応答でもなんでもない。

わしはこのとき、
「そんなこと出来るのかな?」と戸惑いながら
原口大臣に尋ねる始末。
他の男性講師陣も、
とっさにこの事態に発する言葉を持ちません。
あっけにとられてるだけ。
原口大臣は御自分の名刺をさわりながら
躊躇しておられました。

この事態を突破したのは笹幸恵さんです。
「他の方も欲しいでしょうから、それはご遠慮ください」
と断ってくれました。

あれは見事だった。
男全員に出来ない反射神経を、
女の笹さんだけが発動してくれたのです。

わしは思うのですが、
男どもがいくらテロを警戒すると意気がっていたって、
その可能性は限りなく0%に近いのです。

実際起こるのは、
マニュアルがない想定外の失礼な言葉や行為に、
どう対処するかという具体的な事態なのです。

第一回の『ゴー宣道場』では、質問者が
「外国人参政権の問題を漫画で描いてほしい」という、
その日のテーマに全然関係ない「要求」を言い出しました。

そのとき高森さんは思わず怒ってしまった。
これは正しい。
高森さんは反省していましたが、
怒るのも一つの方法です。

わしは、全員の中で一人を裁く構図になると可哀そうかなと思い、
噛んで含むように諭すことにしましたが、
どうもわかってはくれなかったようです。
あれは高森さんの判断の方が正しかった。

このように質疑応答の時間を十分取ると、
予想外の「失礼」な事態が発生します。
咄嗟にこれにどう反応するかという機転が求められるのです。

暴力やテロを防ぐのは、骨法の道場生たちが
万全の態勢をとってくれているので安心しているのですが、
それはあくまでも非日常の事態を想定してのことです。

毎回の『ゴー宣道場』における危険性は、
日常の些細な事態に、どう機敏に反応するか
という安全保障です。

男は非日常の事態にばかり心を奪われて、
日常に潜む危険に反応できない。
女性はそういう事態に反応する智恵を
持っているのではないでしょうか?

失礼ながら、笹さんは、天下国家の諸事について、
そう多くの知識や思索を深めているわけではないでしょう。
そう思うのもわしの傲慢かな?

しかし「我こそは愛国者なり絵文字:重要」と天下国家を憂うふりして、
実は相当杜撰な思索しかしていない連中ばかりというのが、
自称保守の連中です。

わしは最近の自称保守や、運動保守の、
その 感性の鈍さ に辟易しているのです。
その運動保守に追随している女性もおられるようですから、
女性は誰でもと普遍化する愚は避けたいと思います。
 オヤジ脳  になってしまった女性もいるのです。

だから笹幸恵さん個人を、ここは特定して誉めましょう。

「失礼」な言葉に機敏に反応できる、
あのような反応こそが、女性本来の優れた能力なのだと。

そして会員同士でやっている「メーリングリスト」を
失礼ながら観察させてもらった結果、
ここでもやはり、女性の安定感がすごいと感心しました。
『ゴー宣』の読者の中に、
あのような女性がおられることは、
わしの誇りです。

「世の中を分断する言葉を減らしてください絵文字:重要
切通理作氏も指摘していましたが、
原口大臣のこの言葉は名言です。

我が『ゴー宣道場』の会員たちに、
心配すべきことは何一つない。
あの女性たちがいるから大丈夫です。

男は日常の中の感性をもっと磨くべきでしょう。

日常のTPOに応じて、
どう反応するかを鍛えていない者が、
国家を揺るがす全く想定外の緊急事態に、
機敏に対処できるのでしょうか?

愛国心を声高に叫ぶ前に、まず礼儀から、マナーから絵文字:重要

愛国心を声高に叫ぶ前に、
「世の中を分断する言葉を減らす」

まず、これからではないでしょうか?



山のようなゲラを前に途方に暮れる
みなぼんは、こう思います絵文字:冷や汗

皆さんの日常でも、
マニュアルや、自分の予定通りにいかないことは
たくさんあるのではないでしょうか?絵文字:うーん 苦笑

そんな時、
「〇〇のはずだったのに」
「〇〇が悪い」
「〇〇であるべきだ」
と凝り固まって言っていたのでは、
物事は円滑には進まないですし、
人間関係を良好に保つこともできませんよね絵文字:きょとん

その時、その時、
臨機応変に判断してこなしていく能力絵文字:ひらめき

自分が オヤジ脳 になっていないか、
常に自分を省みながらやっていきたいものですね絵文字:笑顔

みなぼん

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テーマ: ゴー宣DOJO in名古屋「人権カルトと日本人論」

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