ゴー宣ネット道場

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高森明勅
2011.2.24 06:02

近況一端(5)

2月12日、やすくに活世塾。

去年4月に入塾した1期生たちも、残すところあと僅か。

この日は高橋史朗塾長の総括講義があった。

来月はいよいよ卒塾式だ。

2月13日、第11回ゴー宣道場。

テーマは「若者の現実と夢」。

参加者約180名。

通り一遍の一般論に落ち込ませない為に、「就活」という具体的な切り口を設け、6人の現役学生に発言してもらった。

新井さんはじめそれぞれ興味深い発言ばかり。

それに触発される形で、道場生たちの発言も、自分の実感や体験に即していて、いつも以上に切実。

現代のリアルな若者像が、巧まずして浮かび上がる道場になった。

小林さんの名プロデューサーぶりが遺憾なく発揮された好企画と言えよう。

私の発言の中で、海老原嗣生氏の議論を舌足らずに紹介したが、300人未満の企業では「新卒」の求人倍率が4倍以上ある(1000人未満で2倍以上)というのは、マスコミの紋切り型の報道に慣れた会場の多くの人たちに意外な印象を与えたようだ。

だが、海老原氏は一方で、従来、高卒者の受け皿になって来たブルーカラー、建設業、農林業、自営業などの求人が激減している問題を、いち早く指摘されている。

大学新卒者に対し、中小企業のホワイトカラーの需要は、まだまだそれを上回る状況だが、非ホワイトカラーの求人の深刻な縮小については、道場での議論では触れることが出来なかった。

どんな時代になっても必ず一定程度はいるホワイトカラーに向かない、あるいは非ホワイトカラーに向くタイプの人たち(大卒者の中にも勿論いる)の仕事をどう創るか(取り戻すか)は、これからの重要な課題だろう。

改めて我が身を省みると、真面目に就職のことを考えたという記憶がまるでないのに、自分でも驚く。

どれだけ能天気なのか。

よく今まで生き延びて来れたものだ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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