ゴー宣ネット道場

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切通理作
2011.3.18 07:12

信じるものは信じて、なるべきことをする

1 ニュースを見るのは一日三回まで。あとは自分の仕事をする
2 買い溜めはしない
3 公的機関の発表を信じる

地震の翌日夜に岡田斗司夫さんがツイッターにて
決して他者に強制するものではないと断った上で、
以上三つの、
自己に課したルールを宣言しました。
http://togetter.com/li/110864

今回の地震に対しての、

所謂「文化人」の言動の中で、

心に響いたもののひとつです。

これに対して多くの賛同があったことに、私は救いを感じます。

小林よしのりさんがおっしゃるように

いま、直接大きな被害がない地域でも
被災地に対して「何もできない」というもどかしい思いが

いらだちにつながっている気がします。


そんな中でも「冷静になろうよ」と呼びかけ、なすべきことを考える視点が生まれていることが、日本人の成熟を表していると思います。

買い溜めに対する戒めも、

もうご存知の方も多いと思いますが、

次のようにわかりやすく提示したサイトが

いち早く出回りました。

http://yfrog.com/h79ekmvj 「みんなで分け合えば、できること」

「道場生のいないゴー宣道場」でも話題に出しましたが、

今回の地震で我々が学んだのは

どんなに万能に見えるツールや解決法も

キャパには限界があり、

世の中はすべて全体のバランスで

動いており、例外はあり得ない、

ということです。

その認識はそのまま公共心につながります。

都市の経済活動を麻痺させてはならない。

と同時に、東京の人間がエネルギーを

蕩尽することも許されない。

その矛盾の中で、

営業を続けながら照明を落としたりと、

智恵を絞って今日を明日に繋げていく。

避難した人々の受け入れも

話題になっています。

大阪の橋下知事は既に積極的ですね。

TBSのラジオに出演したジャーナリストの

田上順唯さんは、

歴史上から見れば「たった60年前」疎開の恩返しを

いまこそ都会人はすべき、と

ラジオで言っていました。

田上氏は20代ですが、若い発言者が

堂々と歴史的視点をもって発言するのを

頼もしく感じました。

歴史上初召集の「予備自衛官」の取材をしてきた田上氏。

たとえば昨日まで牛丼屋で働いていた若者が有事に出動し、

普段務める会社をクビになるのも覚悟で「行きます」と言う姿

を伝えてくれました。

秩序を運ぶ自衛官は民心の安定も運ぶ、と田上氏は言います。

その自衛隊のことを、天皇陛下は真っ先に挙げました。

よく左翼は、自衛隊は民衆を守るものではなく、

天皇を守るのだ、という批判をしますが、

小林よしのりさんは、最後の最後まで

天皇陛下がいるからこそ、日本人が日本人たる希望が

保たれるのだとしています。

その陛下が、民のために動く自衛隊の名を

真っ先に挙げる。

日本とは、なんてすばらしい相思相愛の国なのでしょう。

具体的な問題はたしかに山積みですが、


信じるべきものは信じて、

なるべきことをする。

今日もそして明日も、

そうありたいものですね。

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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